わかりやすく 医療の説明をしていきます
開業をしてから2年と少しが経ちました。患者さんに接していて、医療に対して疑心暗鬼だけれど接せざるを得ないから接している方が多い印象を強く受けました。
大まかにまとめると、
病院:ちゃんと話を聞いてくれない。説明が難しくてわからない。
薬:あまり飲みたくない。副作用が怖い。
鍼灸院:なぜ効くのかわからない、本当に効くのか。必要なのか。
グッズやサプリメント:効果があるのかわからない。
何々に効果がある!と謳われるけれど、なぜそうなるかをしっかり伝えてくれるものは少ない事が問題なのだと考えます。
その説明も難しかったり、興味を持って面白く知る事ができるコンテンツが不足しているとも考えました。
なので身体の基本を義務教育の範囲でわかるように易しく説明をしていく事に力を入れていきたいと考えています。治療が最適であっても日常生活での症状の原因があり続ける限り、治ったまたひどくなったの堂々巡りをしてしまうのは当然で、「知る」という事が健康のためにとても重要です。
説明をしていく上で気を付けていく事
世に出回っている本や雑誌、商品の説明などの中には疑似科学(偽物の科学、根拠不十分のままで憶測であるにも関わらずそうであるかのように謳うもの)が多く見られます。これらの情報によって混乱をされている方も多い、また自身がそのような情報を流さぬように十分注意をし、正確な情報発信に努めます。
そのために
1、科学的根拠
非常に多くの専門家が監修、チェックをし科学的根拠が十分とされている情報をベースにする。
科学や生物学などの学問を基礎として医学は成り立っています。医学ばかりを見ていると「人間は自然の中の生き物の一種」という感覚が抜けてしまい、見落としてしまう事柄が多くあります。時には他の動物とヒトを比べてみてわかる事もあります。
2、推測は推測と伝える
科学的根拠だけで話をする事が難しいものも存在します。個人的な意見ですが、科学や医学が解明した人体の仕組みはまだ5割にも満たず、もっと1割どころか数パーセントしか解っていない可能性がある、と考えています。
実際どんな病院や医療従事者でも治せない病気は数えきれないほど存在していますし、身近な肩こりですら再発率がとても高い症状として認識されており、完全に消し去る事ができると断言できるものではありません。
また医療の間違いの修正も続々行われている最中です。今では注射器の針を熱消毒やアルコールで拭いての回し打ちは信じられないものとなっていますが、厚生労働省が使い捨て針を使うように指示を出したのは1985年、ほんの30年前の事です(C型肝炎などのウイルス対策)。
50年、100年後の医療から見ると今の医療は穴だらけだろうという視点から、何かを見落としてないか、治らないとされているものでも一対一で接する事で気が付く事はあるのではないかと治療に取り組んでいます。
その視点で気が付いた科学的根拠のまだない推測をたくさん持っています。是非読んで頂いた方にも一緒に考えて欲しいと思っています。
推測については語尾に「~思います」「~と考えます」「~と感じます」とし、断言をしない表現で記事を作っていきたいと考えています。
それでも文章だけではうまく表現が伝わらず誤解などを生ませてしまう事があると感じるので、少しでも疑問などがあった場合はフォームや下のコメントなどで気軽にお問い合わせください。