何でも「適量」が最適
「~を摂ればより健康に」といったフレーズをよく目にすると思います。この文句には「(現代人はこれに含まれる栄養素が足りていない場合が多いため)~を摂ればより健康に」と接頭語が隠れている場合が多いです。
これは良いからといって沢山摂れば摂るほど良い!ということではないという事でもあります。
足りていなければ良い影響が現れますが、摂りすぎては悪影響が出てきます。
例えば
毎日当たり前のように摂っている水と酸素。摂らないとすぐに危険がある事は皆知っていることですが水も酸素も摂りすぎては良くありません。
1.水
摂りすぎれば血液の濃度の変化から正常な物質の運搬がうまくいかなくなり、水中毒という状態になり最悪生死にも関わります。
※キャンベル生物学 原著9版
2.酸素
過換気症候群や過呼吸などで呼吸のしすぎで直接死に至る事はほぼないですが、動悸・眩暈・痛み・息苦しさ・精神の不安定など様々な症状が表れます。水中に潜るダイバーなどが酸素ボンベからの酸素と水圧が原因となって、酸素が血液に増えすぎる事で亡くなるケースもあります。
聞いてみれば当たり前の事ですが、体調が悪いという方とゆっくり話をすると、このような「当たり前」の事が何らかの原因で抜けてしまったことで不調をきたしている事がほとんどです。
塩分は特に高血圧を予防するために控えましょう、というメディアのフレーズやかかりつけの医療従事者に聞き、むしろ摂らなさすぎによる弊害も見受けられます。なんでも極端にやりすぎる事は却って良くない結果になりやすいと感じています。
次回は塩分の適量について記事を作りたいと考えています。